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◆アイススケートの滑り方(基本編)

スケート靴を履いたら、スケートリンクの手すりに掴まって、氷の上に立ってみましょう。

この時、下の図のようにカカトを付けてつま先を90°くらい開くと安定します。

スケートの基本姿勢の図

ふらつかなくなったら姿勢を正し、手すりから手を離してみてください。

この姿勢をスケートの基本姿勢と覚えましょう。

◆ペンギンみたいに歩いてみよう。

上記の状態で、つま先の角度をキープしたままペンギンのように歩いてみてください。

図で説明すると以下のようになります。

ペンギン歩きの図

ゆっくりで良いので、確実に進めるように…。

慣れたら手すりに掴まらずに歩いてください。

この「ペンギン歩き」で転ばなくなったら、もうすぐ手すり磨きから卒業できると思って構いません。

またスケートの上達で大事なことは、上級者のスケーティングを良く見る事です。

スケートリンクで上手な人を見つけたら、その人の「滑り」を良く観察してみてください。

◆片足で滑ってみよう。

「ペンギン歩き」の感覚を覚えたら、今度は片足で滑ってみましょう。

片足で氷を蹴って、もう片方のエッジの上に乗ります。

この時、つま先で氷を蹴らず、下の図のようにエッジの側面を蹴ってください。

スケートの滑り方の図

どちらの足でも、完全に止まってしまうまで片方のエッジに乗り続けていられたら最高です。

また氷を縦に蹴るクセは、ここで無くしてください。

特にフィギュアスケート靴の爪先はガリガリと尖っていて、氷に引っ掛けやすいです。

しかし、それを使って滑ってはスピードも出ませんし上手になれません。

氷は足の側面で踏ん張って蹴るものと考えてください。

根本的に歩く動作とは違います。

◆スケーティング

ある程度、片足で滑れるようになったら、片方のエッジに乗って滑っている状態で、反対のエッジに乗り換えてみてください。

滑っているエッジを蹴って踏み出します。

以下の図は、乗っているエッジの側面を蹴って滑るイメージです。

スケーティングの図

スケートというのは真っ直ぐに滑るというよりは、ジグザグに進むものと考えると分かりやすいかもしれません。

滑っている足で氷を蹴り、反対の足で滑る。

曲がるときは、曲がりたい方の足に長く乗るようにしつつ逆の足では、すぐに氷を蹴って乗り換えるようにしてください。

下の図のように左右の滑る距離を、極端にバランスを悪くする感じです。

この時は、進みたい方向に体重をかけるようにしてください。

スケートの滑り方の図

慣れないうちは転倒を心配しすぎて、足元に目が行きがちだと思います。

しかしスケーティングの上達に応じて、転倒よりも衝突する可能性が上がります。

なので周囲の人や障害物にぶつからないよう、顔を上げ視野を広くして滑るクセをつけましょう

◆止まれなければ危険です。

スケートを滑れるようになったら、なるべく早く止まり方を覚えるべきです。

一番シンプルな方法としては「T字ブレーキ」があります。

この止まり方は滑っている足のカカトに、反対の足の「くるぶしの内側」を付けるようにしてエッジで氷を削り、スピードを下げる方法です。

絵で示すと以下のようになります。

T字ブレーキの図

この方法で急に止まることは難しいですが、安定して止まれる最も基本的なブレーキの一つです。

◆確実なブレーキ。

アイススケートのブレーキには様々な方法があります。

このサイトでは「スケートを楽しむ。」ことが目的なので、最も確実で実用的なブレーキを紹介します。

そのブレーキが以下の「ハの字ブレーキ」です。

イの字ブレーキの図

簡単に言うと「氷上を滑っている状態で、進行方向に対して氷を蹴る動作」を言います。

まず遅いスピードで練習し、止まれるようになったら少しずつスピードを上げて感覚を覚えていくと良いでしょう。

いくつか止まれるパターンを持っておくと、とっさの時に役立ちます。

◆バックは内股が基本です。

後ろ向きに滑る場合も、前向きと考え方は同じです。

基本のスタンスは、いわゆる内股です。

バックスケーティングの基本姿勢の図

そして前向きの時と同じように片方の足を踏ん張り、カカトの方向へ後ろ向きに滑り出します。

この時、気持ち後ろに体重をかけるようにすると自然に進みます。

※この練習は必ず振り返りながら滑ってください。

バックスケーティングの図

スケートリンクの一般滑走では、逆走を禁止している場所が多いので、最初に確認しておくことが必要です。

◆バックは止まれないと特に危険です。

バックスケーティングの練習は止まれないと非常に危険ですので、バックのブレーキも同時に練習してください。

普通のブレーキが出来れば、違和感無く覚えられると思います。

下の図のように進行方向に対して、氷を蹴ってスピードを押さえます。

バックスケーティングのブレーキの図

この時、体の重心を前に傾けるようにしつつ、後ろ足で氷を削るようにすると倒れにくいです。

まずは得意な方の足で確実に止まれるようにしてください。

◆ここから先は…。

このページでは初心者にありがちな混乱を避けるため、敢えてスケート靴のエッジや体の重心の説明を避けてきました。

しかし本気でスケートに取り組むなら、エッジや重心を意識する必要があります。

この感覚は文字だけでは伝わらない部分もあるでしょう。

よりスケーティングを楽しみたいなら、実際にレッスンを受けてみることをオススメします。

楽しく滑るためには、しっかりと基礎を覚えることが最短の方法です。

スケートリンクには必ず教室がありますので、基礎を覚える意味でも試しに参加してみてはいかがでしょう?

かくいう私も最初の半年くらいは、フィギュアの先生の元で基礎を学びました。

その時は団体で教わったので、料金は個人のレッスンより安かったと思います。

やっぱり実際に見てもらうのは違いました。

見違えるように上手くなったと思います。

まず氷をタテに蹴るクセが無くなりました。

すると踏み込んだ力がシッカリと氷に伝わるようになり、スピードを出して滑ることが出来るようになったのです。

スピード感の無かった視界が、心地よい緊張感のある爽快な風景になりました。

自分の体だけで、楽にスピードをコントロールする感覚は、とても気持ち良いです。

「こんな世界があったのか…。」と感激し、スケートが大好きになりました。

この楽しさを、もっと大勢の人に知ってもらえたら嬉しいです。

スケートを楽しむには才能は不要です、ただ氷に乗った時間が長ければ長いほど楽しくなります。

動き続けることになりますので、ダイエットにも効果があると思いますよ。

まずはリンクに行ってみましょう!

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